勝竜寺埋立地
焼却灰、土砂、埋立ごみを埋立処分する施設ですが、単に埋め立てするだけではなく、雨水などの浸出水が地下水を汚染しないための設備等を併設し、地球環境にやさしい施設として活躍しています。
また、組合では勝竜寺埋立地延命化の取り組みとして、平成3年度から大阪湾広域廃棄物埋立処分事業(フェニックス計画)に参画し、焼却灰の一部を搬出しています。
埋立地の特徴
1.勝竜寺埋立地は、埋立地延命化の目的から地盤高より平均3.5m掘削し、更に周囲は高さ6.5mの擁壁を構築し埋立容量の確保を最大限図り、また外観上の配慮もしています。2.地下水に影響を及ぼさないための浸出液対策として、側面は埋立地周囲全域を鋼矢板(8m~21.1m)で囲い、また底面は不透水層(粘土層)により遮断し、地下水の汚染防止に万全を期しています。埋立地の浸水液は、底面に布設した集水管により自然流下によって集水ピットに導かれ、ここからさらにポンプにより浸出液処理施設へ送水し、安全処理したうえ桂川水系へ放流します。
3.埋立地外への汚水漏水監視については、周辺に観測孔を設け、継続的な監視体勢を図っています。
4.発生ガス対策は、5ヵ所に設置したガス抜き孔により排除しています。