蒸気タービン発電設備
ごみ焼却時に発生した熱エネルギーがボイラで蒸気になり、この設備に送られてきます。送られてきた高温・高圧の蒸気をタービンの羽に吹き付け、タービンを回し、その回転力を利用して電気をつくります。
ごみ処理施設は、1時間当たり最大1,200kWの発電能力があり、平成23年度に発電された総発電量は約700万kWhで、これは一般家庭で1年間に消費される電力の約1500軒分に相当します。
ごみ処理施設を稼働させるためには、多くの電気が必要となりますが、これらを全て電力会社から購入するのではなく、施設自らが発電した電気により賄うことの経済的効果も絶大で、昼間はごみ処理施設とリサイクルプラザにも発電した電気を供給しています。また、夜間の発電に伴う余剰電力は、電力会社に売却もしています。
こうした取組みにより、廃棄物の減量・リサイクルのみならず、地球温暖化問題等に対しエネルギーの有効利用をもって環境の保全に寄与していることが認められ、本組合のごみ処理施設は、平成15年3月に経済産業大臣より「新エネルギー等発電設備」の認定を受けました。
本組合は、今後もエネルギー源を有効に利用し、循環型社会の構築に向け、環境にやさしい廃棄物処理に取り組みます。