設立60周年記念 60年のあゆみ

ごあいさつ

乙訓環境衛生組合
管理者 前川 光

 乙訓環境衛生組合は、昭和39年6月に設立され、今年で設立60周年の節目を迎えました。これまで、本組合運営にご理解とご協力をいただきました管内住民の皆さまをはじめ、多数の関係機関の皆さまに深く感謝申し上げます。

 本組合では、昭和40年7月のごみ処理施設及び同年12月のし尿処理施設の竣工より、乙訓地域の生活環境の保全及び公衆衛生の向上に努め、現在は、リサイクルプラザ、プラスチック製容器包装圧縮梱包施設、ペットボトル処理施設及び勝竜寺埋立地を含む6施設により、「安全・ 安定した廃棄物処理」「循環型社会形成の推 進」に向けて日々取り組んでおります。

 近年では、2050年カーボンニュートラル、プラ スチックの資源循環や地震・風水害による大規模災害の発生に伴う災害廃棄物の処理が課題となっており、各施設の老朽化が進行する中、これらの課題解決に向けて、効率的処理や経済性、地球温暖化対策や低炭素化等を含めて検討し、長期的視点に基づいた施設整備を行うため、令和4年3月に「乙訓環境衛生組合一般廃 棄物処理施設整備基本構想」を策定し、将来にわたり安全・安定した廃棄物処理を継続するため、関係市町と協力・連携し取り組んでいます。

 これからも、循環型社会の実現に向けた資源循環の強化、災害時も含めた持続可能な適正処理の確保や脱炭素化の推進など、SDGsの理念も踏まえて、引き続き、安全・安定した廃棄物処理の推進に取り組んでまいりますので、皆様の一 層のご理解、ご協力を賜りますようお願いいたします。

設立60周年を迎えて

乙訓環境衛生組合 議会
議長 上村 真造

 乙調環境衛生組合が設立60周年を迎えられますことを心からお祝い申し上げますとともに、この節目の年を共に迎えることができましたことを大変喜ばしく思います。

 京都盆地の南西部に位置する乙訓地域は、京都市と大阪府に隣接する地域として都市化・ 発展を進めてきました。昭和から平成、そして令和へと3つの時代を跨いだこの60年間は、様々な社会変動、大きな変化の時代であり、特に近年では感染症の拡大やデジタル化の急速な進展により、生活様式も大きく変わりました。そのような中でも、安全で安定した施設運営を継続され、住民 の生活環境の維持に尽力された職員並びに関係者の皆さまに、心より敬意と感謝を表します。

 多種多様化した廃棄物への対応、老朽化している施設の改修や更新に加え、激甚化する災害への対策など、廃棄物行政に求められる課題は大きくなっています。議会といたしましても、引き続き組合と協働しつつ、その役割、職責を果たしてまいります。

 結びに、管内住民の皆様が安心して暮らせるよう、さらなる生活環境の維持・向上のため、組合 一丸となって邁進されますこと、また、組合のますますの発展をご期待申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。